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独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(別ウィンドウで開きます) 本文へ ウェブアクセシビリティについて サイトマップ 文字サイズ変更 背景色変更 toggle navigation メニュー閉じる 背景色変更 ホーム モデル事例 合理的配慮事例 各種資料 お問い合わせ ウェブアクセシビリティについて サイトマップ 閉じる ホーム モデル事例 合理的配慮事例 各種資料 お問い合わせ 社会福祉法人としての障害者雇用への取組 発達障害者と指導役との二人三脚で職場定着をした事例 2019年度掲載 事業所名社会福祉法人 長い坂の会 (法人番号: 4490005000364) 業種医療・福祉業 所在地高知県高知市 事業内容福祉・介護 従業員数356名 うち障害者数7名   障害 人数 従事業務 肢体不自由 1 事務 知的障害 1 保育補助 精神障害 4 施設管理、保育補助、事務 発達障害 1 施設管理 本事例の対象となる障害 肢体不自由、知的障害、精神障害、発達障害 目次 事業所の概要、障害者雇用の経緯 取組の内容と効果 今後の展望と課題 事業所外観 1. 事業所の概要、障害者雇用の経緯 (1) 事業所の概要   社会福祉法人長い坂の会(以下「同法人」という。)は昭和58(1983)年7月に設立が認可され、昭和59(1984)年6月には最初の施設である特別養護老人ホームやすらぎの家が事業を開始した。  現在は、高知県内で6施設(特別養護老人ホームやすらぎの家、特別養護老人ホームうららか春陽荘、在宅介護センターわかくさ、グループホームほのぼのの家、うららか保育園、介護福祉士養成施設平成福祉専門学校)を運営している。  また、高知県ワークライフバランス推進企業として、働きやすい職場環境作りを積極的に行っている。 (2) 障害者雇用の経緯     同法人は自らが地域の福祉に携わる事業を展開する組織である「社会福祉法人」として、職員の中で障害への理解があったこと、また、障害のある人を企業が受け入れ活躍してほしいという願いのもと、平成当初から障害者雇用を進めることとなった。     障害者雇用を始めた当初は、障害者を雇うにあたっての知識やノウハウがなかったため、全てが手探りの状態であった。また、福祉事業といっても、その業務内容は幅広く複雑であったため、雇用した障害者の中には途中で辞めてしまう者もいた。    それでも障害者雇用への職員の理解と当法人の熱い思いから、徐々に障害者をサポートする体制や環境作りが進み、現在は法人全体で7名の障害の職員を雇用する(実雇用率2.28%(平成30(2018)年6月1日現在))までになった。    また、県内の就労支援機関や特別支援学校からの職場実習の受入についても、依頼があれば積極的に受け入れを行っている。   2. 取組の内容と効果 (1)法人としての取組  障害者を雇い入れることが決まった際には、まず本人の障害や配慮すべき点について把握し職員に周知するようにしている。共に働く現場の職員が、障害のある職員の障害などを理解し、必要な指導や配慮ができる、また、何らかの緊急事態にも迅速に対応できるようにするためには、把握した内容を職員に伝え、理解しておいてもらうことが必要不可欠である。  特別支援学校や就労支援機関からの職場実習の受入については、「実習=必ず採用」ではなく、実習で雑務を含めた作業を行い、その取組姿勢や態度、適性を現場の職員が見極めた上で、協議を行い採用するという流れをとっている。  採用後の業務内容は、実習中に行った作業をそのまま続けるのではなく、障害者本人にあった作業を割り当てるようにしている。  実習先・配属先を決める際には、人事を担当する法人本部の職員だけでなく、実際に一緒に働き指導を行っていく現場の職員の声を大切にし、その意見を尊重している。  また、勤務時間についても通常は8時半から17時半(休憩1時間)の8時間勤務であるところ、障害者については体調や精神面への配慮から、6~7時間勤務に変更するなど柔軟な対応を行っている。    (2)雇用事例から~Aさんの採用経緯と障害特性など~  Aさんは発達障害のある職員で、県内の特別支援学校を卒業後、就労支援機関に通所。そこで訓練を重ねた後、同支援機関の紹介により同法人にて2週間の職場実習を行い、正式に採用されることとなった。勤続年数は2年1か月。(平成30(2018)年11月1日現在)  発達障害には、自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害などさまざまなタイプがあり、障害特性や特徴も、言葉の発達の遅れ、コミュニケーションの障害、対人関係・社会性の障害、パターン化した行動・こだわりを持つことなど、さまざまである。  Aさんの障害の特性としては、コミュニケーションを取ることがあまり得意ではないこと、こだわりが強く悩みがあると解決するまでずっと悩み続けてしまうこと、パターン化した作業以外の行動や変化に対応することが難しく、パニックになることがあるなどである。  また、体調面では、一日の中で熱が上がったり下がったりと体温の変化が激しいため、就業時間中に頻繁に体温を測っている。体温が上がることにより体調が悪くなった際は、適宜休憩を取るようにしており、休憩に入る前と作業再開時には、Aさんへの作業などの指導を担当する職員(以下「指導役」という。)のもとへ行き、必ず報告をするようにしている。 体調不良で仕事を休むことは年に数回程度あるが、それ以外の理由での欠勤はこれまでなく、勤務状況は良好である。また、Aさんはまじめな性格である。   (3)Aさんの担当業務  Aさんの配属先は特別養護老人ホームやすらぎの家(以下「やすらぎの家」という。)であり、担当業務はやすらぎの家の共有部分(玄関、ホール、廊下など)の清掃作業である。  就業時間は9時半から16時半(休憩1時間)の6時間勤務で、土日祝日が休日である。  採用当初は、指導役が作成した作業マニュアルを見ながら一つひとつの作業を行っていたが、半年後には、作業の流れを暗記しマニュアルなしで動けるようになった。  Aさんは、作業マニュアルに沿いパターン化された作業を行うことは得意であり、丁寧に作業を行うことができているが、作業の順番を入れ替えたり、部屋のレイアウトや机の並びが変わっているとパニックになることがある。しかし、指導役の助言、指導などがあり、最近ではパニックになる回数も減ってきており、臨機応変に対応する力もついてきていることから、指導役、やすらぎの家の施設長ともにAさんの成長を日々感じている。  さらに、現在は、始業時間になると自分で掃除機や清掃器具を出すなど指導役からの指示なしで作業を始めることができるようになり、施設長室を自分から訪ね「ごみはありませんか?」と声かけを行うなど、マニュアル外の作業も自分で必要と思ったことについては追加して行うようになった。  また、フロアに飲みかけのペットボトルが置いてあったり、ゴミの分別がきちんとされていないことが作業中に気になったAさんは、指導役とともに改善策を考え「空き缶、ペットボトル以外入れないでください」という貼紙をゴミ箱付近に貼ることを発案するなど、施設内の環境整備にも積極的に取り組んでいる。                                清掃場所(玄関)                   清掃場所(共有フロア)                                        清掃場所(廊下)                ゴミ箱付近の貼紙    (4)やすらぎの家での取組(施設長、職員などの支援・配慮) ア.指導役の選任と実習記録の作成    複数人からの異なった指示はAさんを混乱させることから、そうしたことのないように、実習中から現在まで、作業の指導役は1人に限定して施設長が選任している。指導役不在時にAさんが困ったことや聞きたいことがある場合には決められた事務職員に相談できるようにも配慮されている。    また、指導役はAさんの実習中の様子などをまとめた実習記録を作成している。今回の取材で見させていただいたAさんの実習記録には、「あいさつはできている」、「1時間早く出勤したことがある(時間調整ができないと言っていた)」、「2日体調不良で早退」、「業務はマニュアルを見ながらできている」、「マニュアルの順番どおりでないと作業を進めることができない」、「新しい掃除場所を追加しても対応できる」というように指導役から見た当時のAさんの細かい状況や苦手な作業、障害特性などが詳細に記載されており、採用後の指導にも役立っているとのことであった。    また、清掃中に施設利用者が「ありがとう」とよく声をかけてくれるのだが、褒められることが苦手なAさんは、それが逆にプレッシャーとなってしまい、声をかけられた場所の清掃に一時期行かなくなったことがあった。そのため指導役や職員は、Aさんがきれいに清掃してくれていた際の声のかけ方として、「すごいね!」ではなく「この調子でお願いね」と言うそうだ。ただ褒めるだけでなく、相手にプレッシャーをかけずにやる気になってもらえるよう、声のかけ方も工夫していた。 イ.作業マニュアルの作成    清掃作業は、作業場所、手順、用具など覚えなければいけないことが多くある。そのためAさんを実習生として受け入れるにあたって、作業マニュアルを作成し、それを見ながら業務を進めてもらうことにした。     当初の作業マニュアルは、作業場所、時間、手順を文章でまとめただけのものであったため、初めて作業を行うAさんにとってはわかりにくい面があった。    そこで、文章を簡潔にし、ポイントとなるところは赤字にしたり、写真を加えるなど「見える化」を行い、作業手順などがより明確でわかりやすい内容の作業マニュアルを新たに作成した(下の写真参照)。    作業マニュアルの改正の効果と作業マニュアルによって清掃場所や作業内容の順番をパターン化したことによって、Aさんは採用後約半年で、作業を全て覚え、マニュアルなしで業務を行うことができるようになった。                                                        作業マニュアル(改正前)                            作業マニュアル(改正後)                作業マニュアル(改正後)    ウ.カラーテープを使用した区分け    就労支援機関の支援員から、清掃場所の中でも、特に広い部屋やフロアの床には、異なる色のカラーテープを貼り区分けすると、Aさんの障害への対応には良いのではないかとの助言があったことから、施設内の床には様々な色のカラーテープが貼られている。    Aさんはカラーテープの色で作業場所を覚えており、作業の順番や流れを覚える上で非常に役立ったという。                                                   床に貼られたカラーテープ   3. 今後の展望と課題  施設長はAさんについて、入社した当初と比べると仕事面も精神面もかなり成長したと感じている。清掃という仕事を日々こなしていくことが、Aさん自身のスキルアップにつながっていることから、これからもこの仕事を続けてもらい、更なるスキルアップに繋げてほしいと思っている。また、将来的には職場実習で受け入れた実習生の教育係として、清掃作業の指導ができるようになってくれればと期待している。  過去、同法人で働いていたある障害者は、事務や厨房での洗浄作業など多くの業務を経験したことで自分に自信をつけ、当法人を退職後、現在は大手電気メーカーで働いているという。 このように、同法人で働くことで社会人としてのスキルを身につけ自信を深め、社会のさまざまな場所で活躍できるように支援することも法人の理念に叶うものと考えている。今後も障害者に雇用の場を提供し、社会人として必要なスキルの向上などを目指して指導を続けていきたいと考えている。   執筆者:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 高知支部 高齢・障害者業務課 中川 萌 前ページへ アンケートのお願い 皆さまのお役に立てるホームページにしたいと考えていますので、アンケートへのご協力をお願いします。なお、事例掲載企業、執筆者等へのお問い合わせや、事例掲載企業の採用情報に関するご質問をいただいても回答できませんので、あらかじめご了承ください。※アンケートページは、外部サービスとしてユミルリンク株式会社提供のCuenote(R)を使用しております。 アンケートに答える(別ウィンドウで開きます) サイトポリシー プライバシーポリシー 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(別ウィンドウで開きます) Copyright (c) Japan Organization for Employment of the Elderly, Persons with Disabilities and Job Seekers. 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