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自分にできないと思っていることをやってみなさい。」私はこの言葉に何度も背中を押されてきました。  社会には、「こうあるべき」という枠や型が溢れています。女性だから、男性だから、こうしないといけない、若者や大学生だったらこうあるべき、日本人だったらこう。そんな枠や周りからの認識、求められる姿に、知らず知らず自分をはめてしまうと、その枠の外へ出ることが怖くなったり、とても難しいように感じてしまいます。自分なんかにはできないのかもしれないと。国連に転職するときに、「女性アナウンサーという仕事をしていた君に、人道の世界なんてハードなことはできないだろう」と言われたこともありました。  でも、自分にできないと思っていることへの挑戦こそが、自身の可能性を広げ、見たことのない景色をもたらしてくれるということを、今なら実感できます。  周りには、3人の子供を持ちながら戦地を渡り歩く先輩もいるし、難民としてパラリンピックの舞台に立った友人もいます。そんな周りの挑戦に勇気づけられながら、私だって、人道支援の最前線に行くことができました。思えば、社会を変革する新たなイノベーションは、かつて不可能だと思われていたことに挑戦した誰かの手によって生まれたものです。自分自身に対するイノベーションも同じです。  ですので、皆さんも、大学生活の中で、そしてこの先、「自分にはできないと思っていること」にこそ、勇気をもって挑戦していくことを願っています。    最後になりますが、今日私が触れた、国境や人種を越え、地球社会に貢献していく担い手のことを、グローバル・シチズン、地球の市民と呼ぶことがあります。私は京都大学での学び、そして日本人としての価値観を生かしながら、地球のいち市民として、今、170か国から来る同僚たちと働けることに誇りを感じています。  皆さんにとっても、京都大学で過ごす時間が、異なる価値観とたくさん出会い、地球社会への貢献を考え、実現するスタートとなりますように。そして、今までの自分を越えていく、素敵な挑戦で溢れますように。心から応援しています。  いつか、世界のどこかで、お会いしましょう。  この度は本当におめでとうございます。 ソーシャルメディア一覧 京都大学 〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町 Tel: 075-753-7531 フッター プライマリーリンク 刊行物・資料請求 採用情報 アクセス フッター セカンダリーリンク サイトマップ プライバシーポリシー サイトポリシー フッター スペシャルリンク 安否確認システム 教職員の方へ Copyright © Kyoto University. 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